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生田耕作評論集成
著者肖像 | 函 |
バタイユ、セリーヌ、マンディアルグ等々、フランス高踏派文学の先駆的紹介者・名翻訳家として知られ、またアンドレ・ブルトンの衣鉢を継ぐ日本における唯一正統なるシュルレアリスム精神の体得者ともいうべき戦闘的論客生田耕作……戦後大衆支配社会に、四十年の永きにわたり、終始、挑発的姿勢を貫き通した起爆的発言の集大成。
全四巻 四六判 上製本 函入
■第一巻
超現実の方向へ
象形文字(アーサー・マッケン)、超現実の方向へ(ブルトン/アルトー/レーリス他)、日本的シュールレアリスム状況(似非シュールレアリストの軌跡他)、光と影(〈芸術〉なぜ悪い/ラディカルの実体他)、さ・え・ら―美術展めぐり―(フラゴナール/クノップフ/金子國義他)、洋学事始(読めない翻訳/翻訳家の素顔他)
定価〔4175円+税〕
■第二巻
文人を偲ぶ
文人を偲ぶ(上田秋成/永井荷風/バルベー・ドールヴィリー/泉鏡花他わが偏書記(明治は遠く…/『候べく候』/風流馬鹿他)、机辺雑記(愛書趣味/『愛書狂』談義)、書斎日記(日々怱忙/縁でこそあれ/双蓮書屋日暦)、複眼時評(新聞について/洋服というもの)、京の加茂川―風景と文化―
定価〔4175円+税〕
■第三巻
異端の肖像
なぜ文学を―序にかえて―、もう一つの世界(破廉恥三人組、レチフと靴フェティシズム、反政治の極北―ジャン・ジュネ、マンディアルグ追悼他)読書この罰せられざる悪癖―書評集―(ネルヴァル『オーレリア』、レアージュ『オー嬢の物語』、J.ファールズ『魔術師』、『澁澤龍彦集成』他)、恐怖小説夜話―平井呈一氏対談集
定価〔4466円+税〕
■第四巻
滅びの文学
第一部バタイユ(時空の彼方への変貌/生の変革/バタイユを読むために/明晰の魔/バタイユの「黒い天使他)、第二部セリーヌ(敗残の巨人/セリーヌの生涯/卑怯者の文学/セリーヌ会見記/セリーヌを読むために他)、バタイユ年譜/セリーヌ年譜/生田耕作年譜
定価〔4757円+税〕
※「アラステア画集」「ロップス画集」「太陽肛門」「バイロス画集」「レオノール・フィニーの仮面」
「初稿眼球譚」は品切となりました。